柔道の指導と反則負け
ここでは、柔道の違反について記載しています。軽微な違反は「指導」が与えられます。重大な違反は「反則負け」になりますので、柔道を行ううえで知っておくことが大切だと思います。
指導について
指導は、4回受けると「反則負け」になります。つまり、相手側に「一本」の判定が与えられます。指導の回数により判定が変わっていきます。2回:有効、3回:技あり、4回:一本になります。
同時に違反を行った場合は、両者に指導が与えられます。
指導となる行為の例を以下に記載します。
■勝負を避け時間稼ぎ:
・故意に取り組みを行わない。 (襟を手で押さえるなど)
・組んでいるが腰を引いて防御姿勢になる。
・明らかに相手を投げる意思のない攻撃をする。
■標準的な組み方をしない:
・相手の袖口に指を入れる。
・相手の袖口を折り返して握る。
・相手の同じ側の袖を両手で掴む。
※正しい相手との組み方は、練習で体に覚えさせましょう。
■寝技・間接の不正:
・相手の顔面に手をかけ、寝技から抜ける
・帯を使用しての締め技
反則負けについて
「反則負け」は、重大な違反になります。1度の違反で負けになってしまいます。重大な違反は、身体を負傷するなどの重大な事故につながる行為になります。反則負けとなる行為の例を以下に記載します。
・肘間接以外の関節を取る。
・関節技を掛けながら、畳に上に倒れこむ。
小学生・中学生の違反
少年大会(小学生・中学生)のルールは、成人のルールに加えて違反行為の対象があります。
小学生:
関節技・絞技・裏投げの使用が違反になります。
中学生:
関節技の使用が違反になります。絞技の使用は大丈夫です。ただし、三角絞は指導の対象になります。