柔道の神様
柔道の神様と呼ばれているのは、嘉納治五郎です。嘉納治五郎は、生まれつきの柔道の天才ではなく、ごく普通の男性でした。しかも、いじめられっ子だったのです。
ボクシングの内藤大助選手もいじめられっ子だったんですよ。弱い者が強くなるということは、良くある話なんですね。努力することで弱い者が強くなれるという証明ともいえます。
嘉納治五郎は、毎日のように弱い物が強い物に勝つ方法がないかを考えていました。勝つには、柔道を習うのが一番だと思い、修行されたそうです。
しかし、嘉納治五郎には誰にも負けないやり通す意志力と持続する忍耐力があったため、柔道の神様と呼ばれるまでになったのです。
嘉納治五郎は、1860年10月28日に生まれました。出身地は、兵庫県神戸市東灘区御影町(現在)です。経歴は、東京大学文学部で、政治学、理財学を学び、1881年に卒業しています。
1882年に講道館を開いて講道館の館長となり、柔道を研究するだけでなく、広い分野に携わっていました。